病院に行くべき症状は?
- ベッドや階段からの転落
- 頭に野球のボールがぶつかった
- 仕事中に頭を強打した
頭のケガは、急にやってきます。
病院に行くべきか、家で様子を見るべきか、悩みますよね。
以下の症状がある場合、すぐに脳神経外科を受診した方が良いです。
- 意識がない、ボーっとしている
- 激しい頭痛
- 嘔吐を繰り返す
- けいれんが起きる
- 手足に力が入らない
- めまいやフラツキがある
- いつもと様子が違う など
特に小さい子どもの場合、症状を訴えることが出来ないことがあります。
親御さんの「いつもと様子が違う!」という直感が、病気を発見する重要な手掛かりになります。
急な頭のケガは、夜間・休日を問わず、まずはお電話でお問い合わせ下さい。
(お問い合わせ)☎ 0985-52-3500
頭の中、何が起こっているの?
出血をしているところが白く表示されます。
血の塊が脳を圧迫し、脳が歪んでいるのが分かります。
これは「急性硬膜下血腫」という病気のX線CT画像です。
出血量によっては、命にかかわる危険な病気です。
頭の検査をすれば分かりますので、危険なサインが出ている場合は、すぐに病院に行きましょう。
2週間~1か月後にご用心!
頭痛・物忘れ・ボーっとしている・ふらつく
呂律が回らない・手足が動かしにくい等
「最近、なんか調子が悪いな」と病院で検査をすると、なんと脳に血の塊が!
「2週間~1か月前に、転倒されたり頭を打つことがありましたか?」
と医師に聞かれることがあります。
「そういえば、少し前に脚立から落ちたことが」
これが「慢性硬膜下血腫」という病気です。
60歳以上の方に多く、ケガをした時点では症状がありません。
じわじわと脳の硬膜下に血が溜まり、身体や認知機能に症状が出てきます。
少しずつ症状が進行する為「年齢や疲れのせいかな?」と、自己判断しやすい病気です。
頭の検査をすれば分かりますので、気になる方は脳神経外科を受診してみてください。