物忘れ ⇒ 脳神経外科、なぜ?
近年「物忘れ外来」を掲げる病院が増えています。
「物忘れ外来」では、何科の医師が診てくれるのでしょうか?
実は、認知症を診察する診療科としてはいくつかあります。
- 神経内科
- 精神科
- 心療内科
- 老年科
- 脳神経外科
など、いろいろあるのですが、
まずは「脳神経外科」を受診することをお勧めします。
物忘れ = 認知症 ではない!?
「なぜ、脳神経外科が最初なのか?」もちろん理由があります。
認知症は、頭痛や咳などのように「ひとつの症状」でもあります。
認知機能の低下は、認知症だけに起こるものではありません。
手術で治る認知症がある!?
頭をケガした2週間~1か月後に、じわじわと脳に血がたまる慢性硬膜下血腫や
脳の中に水が溜まる正常圧水頭症など、脳神経外科での治療で改善が期待できるものもあります。
また、脳腫瘍や脳卒中による認知機能低下は、病気の進行が危険です。
まずは、頭の検査を行い、認知症に隠れた病気を見つけましょう。
脳血流でわかる、認知症のタイプ
脳の血流を調べると、どの部分の血流が低下しているかが分かります。
症状と脳画像の合わせ技で、より詳細に認知症のタイプが分かっていきます。
- アルツハイマー型認知症
- 血管性認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
などがあります。
認知症に合わせた治療薬の選択
認知症のお薬は以前は1種類しかありませんでした。
現在では、多くのお薬がでています。
大切なのは、治療薬の選択です。
症状や認知症のタイプに応じて、個人個人にあった治療薬の選択が有効です。
ぜひ一度、脳神経外科で脳を調べてみてもらってはいかがでしょうか?
受診を迷われている方は、「医療相談室」という相談窓口もございます。
お気軽に相談していただければ幸いです。